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体調不良!?こんな時どーする😢

こんにちは☺️

湖南市のペットシッターまほろの加藤です。

どんどん寒くなってきましたね💦

人と同じで動物も寒くなると風邪を引いたりお腹を壊したりする子も増えますが、痛いのか苦しいのかしんどいのか…言葉で伝えられない分、飼い主が異変にいち早く気づく事が大切ですよね。

今回はワンちゃん、猫ちゃんのこんな時どうする?をまとめてみました。

目次

口を開けて呼吸をしている/舌が真っ青

上手く呼吸ができておらず、非常に危険な状態です。一刻も早く病院へ!

誤って●●を食べてしまった!

玉ねぎなど、中毒を起こすものを食べてしまった場合、薬で吐き戻させることで中毒のリスクを減らすことができます。まずは病院に相談して下さい。

ものによっては(金属等)吐かせない方が良い場合もありますので、自己判断せずに動物病院の支持を仰ぐことが大切です。

*時間が経つと吐かせることが難しくなりますので、なるべく早めの対応をお願いします。

けいれんを起こしている

全てではありませんが、症状は一時的で、数分で落ち着くことが多いです。
まずは落ち着いて、動物病院に連絡を取り、支持を仰いでください。
飼い主も焦ってしまいますが、動画を撮っておくことをお勧めします。

下痢

下痢は、小腸か大腸かの異常で状態が違い、軟便、水様便など水分量によって区別されます。
「小腸性下痢」は軟便や水様便などさまざまで、回数は変わらず量が増えます。続くと体重が減り、嘔吐も伴うと重症化する恐れが。
色が黒い場合は小腸で出血の可能性があります。

「大腸性下痢」は粘液混じりの軟便が多く、頻回になり量は同じか少なめです。便をしたくても出ない「しぶり」が起きることも。
体重はあまり減らず、大腸での出血は明るい赤の血便が出ます。

下痢はさまざまな原因で起こり、すぐに病院へ連れて行った方がよいものから、少し様子をみても良いものまで緊急度もさまざまです。

緊急性の高い症状(すぐに病院へ)

水のような下痢を頻繁に繰り返す
嘔吐がある
便に血が混ざる(血便)
便が黒い(黒色便)
食欲や元気がない
体重が減っている
3日以上下痢が続いている

これらの症状がひとつでもみられる場合には、ウイルスや寄生虫などの感染症や薬・異物の誤飲、腫瘍、重度の膵炎や胃腸炎などの病気のサインの可能性があります。

中には急激に悪化してしまう場合もあるので、早急に動物病院を受診しましょう。

緊急性の低い症状(2~3日様子をみてもよい)

下痢の頻度が少ない
血便はない
嘔吐はない
元気や食欲はいつも通り

下痢以外にこれといった症状がない場合には、フードやおやつの変更や食べ過ぎ、ストレスなどのよる一過性の下痢である可能性が高いです。

思い当たる原因があれば取り除いてあげ、1~2日安静にして様子をみてもよいでしょう。
食事が原因で下痢をしているときの胃腸は敏感になりがちなので、腸の中を消化物が通るだけで刺激となり、下痢を繰り返しやすいです。そのため、半日程度絶食させて胃腸を休ませてあげると回復を早められる場合があります。
水分は常温の水を少しずつ与えます。嘔吐があるときは水も控えてまずは動物病院へ。

嘔吐

いきおいよくフードを食べた直後に吐く、お腹を動かしゲーゲーして毛玉を吐く、一見同じように見える「吐く」ですが、「嘔吐(おうと)」と「吐出(としゅつ)」に区別します。嘔吐と吐出では、吐く原因となるものが異なるため、症状を見定める際に重要なポイントになります。

嘔吐(おうと)
嘔吐は、脳にある嘔吐中枢がなんらかの原因で刺激され、脳から神経系統を通じて「吐く」信号を発信し、胃や十二指腸の内容物が口から吐き出されることをいう。吐き気を催したあと、横隔膜が蠕動(ぜんどう)しゲーゲーと吐きそうな動作をしてから、下向きに吐き出す。吐き出されたモノは消化が始まっている状態です。

吐出(としゅつ)
吐出は、神経系や筋肉などの異常、また食道に腫瘍や異物があったりなどのトラブルで、食べたものが胃に到達する前に食道から逆流し吐き出されることをいいます。吐き出されたモノは未消化の状態でもう一度食べ直すこともあります。頻繁に未消化の食べものを吐き出すようなら吐出の可能性が高いです。前に飛ばすような吐き方が特徴で、食道拡張、重症筋無力症、若齢の心臓の血管の奇形など、なんらかの理由で食道の運動機能が著しく低下したときに吐出することがあります。

まずは吐いたものや色を確認するようにしましょう。内容によっては、動物病院へ連れていくべきものもあります。

毛玉を吐いた時

被毛は消化されないため便とともに排泄されるか吐き出すかのどちらかの方法で体外へ出さない限り、体内に残ってしまいます。
犬の場合、換毛期などの毛の抜けやすい時期には抜けた被毛を飲みこんでしまうことがあります。
猫の場合は舌で毛並みを整えます。その際、絡めとった毛を飲み込みます。

頻度が週に1回程度であれば、あまり気にしなくて良いでしょう。

予防策として、まずは被毛の飲み込みを防ぐことが重要です。定期的にブラッシングをしてあげることで毛玉の予防につながります。そして、掃除も重要です。換毛期には、特にこまめに掃除機をかけることや雑巾で床を拭くなど被毛やほこりが落ちていない状態を保つよう心がけましょう。
また、「毛玉」「ヘアボール」とパッケージに表示しているようなキャットフードに変えてみるのも良いかもしれません。

黄色い液体を吐いた時

飼い主の知らない間に、いつの間にか黄色い液体を吐いてしまっていることがあります。この黄色い液体の正体は「胆汁」です。長時間、胃が空っぽになると胆汁が胃に逆流してしまうのです。これは「胆汁嘔吐症候群」と呼ばれ、明け方や夕方などの食事の時間が空いてしまう時に起きやすい症状です。
予防策は、空腹の時間を短くすることです。明け方に吐いてしまう場合には寝る前に軽くごはんを与えるなど、胃が空っぽになってしまうのを防ぎましょう。黄色い液体を時々少量吐く以外の心配な症状がなければ、食事の回数や時間帯を調整してみてください。吐く頻度や量が増えたら、すぐに病院に相談してください。

透明の液体や泡を吐いた時

透明な液体は、水か胃液、もしくは唾液の可能性が高いです。基礎疾患がなくても、これらによって胃が刺激されて吐いてしまうことがあります。
水を飲んで吐くことは、勢いよくたくさんの水を飲んでしまうことが原因のひとつです。夏場やお散歩の後は特に起こりやすいタイミングのため、一気飲みしないよう様子を見ながら水を与えましょう。
胃液を吐くことは、前項目の「黄色い液体を吐いた時」と同じく空腹が原因であることが多いため、食事の回数を調整して様子を見てください。

泡を吐くことは、吐き気を感じていることが原因のひとつです。緊張や興奮などの精神的な問題が吐き気の背景にある場合は落ち着けるような状況を作ってあげましょう。乗り物酔いの場合は、こまめに休憩をとってあげること、長距離移動が心配な場合は獣医師に相談して酔い止めを処方してもらうなどで、予防をしましょう。

茶色のものを吐いた時

まずは吐いたものを確認してください。ドロドロしていてフードのにおいがしていれば、食べたフードがうまく消化されなかった可能性が大きいです。食欲があり元気な様子で、その後も吐く回数が増えなければ特に心配ないことも多いです。

しかし、フードが消化されていて、さらさらとした液状なのに茶色い場合は「古い血液」が混ざっていることがあります。急性胃腸炎や胃潰瘍の場合には胃腸から出血し、その血液が酸化することによって茶色くなります。吐いたものを持って動物病院に行きましょう。現物があることで獣医師も古い血液か、フードか、それ以外かの判断がつきやすくなります。

赤色のものを吐いた時

鮮血を吐く時は、肺や気管支などの呼吸器を含めた箇所からの出血である可能性があります。重度の胃潰瘍や食道の病気の時にも鮮血を吐くことがあります。
また、先のとがったものやおもちゃなどで口の中をケガしてしまうことで、血が混じることもあります。
出血しているということは、何かしらの異常が
起きていて危険な状態である可能性もあります。吐いたものを持って動物病院に行きましょう。

嘔吐物に異物が混じっている時

おもちゃの破片など、フードやおやつ以外のものが混入していたら要注意です。誤飲や誤食かもしれません。中毒症状や腸閉塞など、場合によっては命を落としてしまうこともあります。異物を吐き出した場合には様子見はせず、早急に病院に連れて行ってあげてください。

耳を痒がる、頻繁に頭を振る、耳たぶが腫れている

悪臭がする
耳たぶが腫れている
犬が耳を気にする、かゆがる、痛がる
頭を振る
耳から出血している ※至急
耳が聞こえていないようだ ※至急
黒や黄色など、耳アカが多く出ている ※至急
顔が麻痺、首を傾けている ※至急

このような状態は、すでに外耳炎、もしくは他の耳の病気になっている可能性があるので、獣医師の診察を受けてください。

目が真っ赤、目ヤニ

充血がある、目が赤い
目を掻いたり、こする
涙やけができている
目ヤニの量が多い
たくさん涙が出る
目に異物がある
ケイレンがある ※至急
目をひどく痛がるそぶりをする ※至急
目が赤く、息が荒い ※至急
目が赤く、下痢 ※至急

目ヤニは、起きた後に少し出る程度ならば正常です。健康な状態でも、ほこりやまつげなどが目に入って一時的に涙が出て、目ヤニが多く出る場合がありますが、その時は目薬(犬猫用目薬、または、人間用の防腐剤等の含まれていない人工涙液タイプの目薬)で洗い流して、丁寧に涙をふいて様子をみてください。しかし、下記のような状態は、結膜炎、角膜炎、流涙症(りゅうるいしょう)などになっている可能性があるので、獣医師に診てもらいましょう。

口が臭い、歯茎が赤い、口から出血している

口から少しニオイがする、歯垢がついている程度の状態なら、歯磨きを行うことで、口の中の状態を健康に保ち、歯周病を防ぐことができます。まずは、愛犬を慣らして、毎日歯磨きするのがオススメです。
しかし、しっかりと歯石がついていたり、不快なニオイがある場合は、歯周病になっている可能性があります。また、歯茎が赤い場合は、歯肉炎、口内炎や腫瘍なども考えられるので、早めに動物病院で診てもらいましょう。
常に歯磨きを行っているのに、口臭がひどい場合は、歯周病以外の内蔵などの病気が考えられるので、獣医師に診てもらいましょう。

おしっこの異常

室内にトイレを設置すると、オシッコの量や色、状態なども観察できます。尿の色が薄ければ、多尿になっているかもれません。水を飲む量もチェックして、多飲多尿ならば、病気の可能性があります。また、尿がベタベタしていたら糖尿病かもしれません。さらに、赤っぽい褐色、オレンジ、醤油のような色に見える尿は、血尿、ヘモグロビン尿、濃い黄色はビリルビン尿と呼ばれる病気の可能性があります。また、排尿姿勢を何度もとるが、わずかしか尿が出ない場合は、排尿障害や炎症にともなう残尿感による、頻尿も考えられますので、早めの診察が望まれます。

最後に

愛するペットはいつも健康でいてほしいもの。
そのためには飼い主のケアはもちろん、病気の早期発見や予防が重要になります。
スキンシップをしながら身体をチェックしたり、散歩や日常生活の様子を観察してみましょう。
定期的なチェックをして、健康管理に役立ててもらえたら嬉しいです。
ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。


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