犬・猫のアレルギーについて
こんにちは。
湖南市のペットシッターまほろの加藤です😊
寒い日が続いていますね☃️
もう少し我慢すれば暖かい春がやってきます…が。花粉症の加藤としましては、春はとっても苦手です😭😭
花粉症とは、花粉によって粘膜が刺激されて起こるアレルギーですが、犬や猫にももちろんアレルギー持ちのコはいます💦
今回はそんなアレルギー、特に交差反応についてお伝えしていきます🤧
目次
- ○ 交差反応
- ○ 犬、猫のアレルギー
- ○ 犬と猫の食物アレルギーの原因
- ○ 犬と猫のアレルギーへの対処
- ○ 犬、猫の交差反応について
- ○ 最後に
交差反応
人のアレルギーで交差反応があることはご存知でしょうか?
交差反応性とは、抗体または抗体の集団が、その抗体産生を引き起こした抗原以外の抗原のエピトープに結合することを指します。 これは、抗体の結合活性または特異性が低いことによって、もしくは、複数の異なる抗原が同一または非常に類似したエピトープを持っていることによって起こります。
…ハァ、私には難しいです😓
簡単に言うと、これは、あるアレルギーを持っている人が、そのアレルゲンと似たような物質が含まれた、別の食物や毒などに対してもアレルギー症状を起こしてしまう現象。人間の免疫機能は緻密なようで、案外ざっくりしているものなのですね。
例えば、スギ花粉にアレルギーがある人は、トマトにもアレルギーを起こすとか…
カバノキ花粉にアレルギーを起こす人は、リンゴ、ナシ、セロリ、キウイなどにもアレルギー反応が起こるとか…
ラテックスにアレルギー反応が起こる人は、栗、アボカド、キウイ、バナナにアレルギー反応が起こるとか…
鶏肉にアレルギーがある人は、魚にもアレルギー反応が起きるなど…
「私はスギの花粉症」と思っていても、交差反応により、トマトも食べれなくなることもあるようです。
そして、犬や猫にももちろんアレルギーは存在します。そして今のところ交差反応も確認されているようです。
犬、猫のアレルギー
アレルギーと聞くと、皮膚の病気(かゆがる、皮膚が赤くなる、皮膚炎等)を連想する方も多いと思いますが、皮膚の症状以外にも鼻炎や下痢などさまざまな症状を引き起こします。
アレルギーの原因となるもの(アレルゲン)には、ノミ、ダニ、花粉、食べ物などさまざまなものがあります。
アレルギー性の皮膚炎のなかで最も多いものが犬アトピー性皮膚炎となっています(画像はアトピーのワンちゃんです)
食物アレルギーは食べ物が原因でおこるアレルギーのことですが、実はアレルギー全体から見ると、純粋に食物が原因のアレルギーはあまり多いわけではありません。
犬アトピー性皮膚炎の約50%は食べ物に対するアレルギーも併発していると考えられています。
犬と猫の食物アレルギーの原因
食物アレルギーの場合は、食べ物に含まれるタンパク質が主な原因といわれています。ただ、どのタンパク質が原因なのかは犬・猫1頭1頭それぞれで異なります。
●タンパク質…牛肉、豚肉、鶏肉、卵、魚等
全てのタンパク質が食物アレルギーの原因となる可能性があります。しかし、どのタンパク質にアレルギーを起こすかは、その犬猫によって様々です。
●炭水化物…小麦、米、芋等
炭水化物はほとんど食物アレルギーの原因にはなりません。しかし、米や芋など、炭水化物源として知られているものでも、含まれているわずかなタンパク質が原因でアレルギーを起こすコもいます。
●脂質…油、ナッツ、乳製品等
脂質はほとんど食物アレルギーの原因にはなりません。ただし、脂質を精製するときに、タンパク質が取り除ききれなかった場合、残ったわずかなタンパク質がまれにアレルギーの原因になります。
犬と猫のアレルギーへの対処
アレルギーの対処方法の基本は、人と同じで、身のまわりからアレルゲンを取り除くことです。
たとえば、ダニが原因であるアレルギーであればダニのいない清潔な環境に整えること、食物アレルギーであれば、アレルゲンとなっている物質を含まない食事を与えるのが一番の対処方法となります。
食物がアレルギーの原因となる例は少ないのですが、アレルギーは複数の原因がかさなって起こっている場合もあるため、食事以外が原因のアレルギーと診断された場合でも、フードを変更することで症状がよくなる場合も多くあります。
食事アレルギーの食事管理は、一生のおつきあい。獣医師の指導のもと、継続して行いましょう。
犬、猫の交差反応について
犬と猫にアレルギーがあり、さらに交差反応もあるということが報告されています。
●スギ花粉にアレルギー反応がある犬がトマトを食べたところ、30分以内によだれが出て口の中が腫れて、舌の震えやお腹や耳が赤くなってかゆみが出た。
●鶏肉にアレルギー反応がある猫に鮭を食べさせたところ下痢、嘔吐、皮膚のかゆみが出た。
ちなみにうちのヒヨコ🐶も鶏肉を食べると下痢、嘔吐の症状が出るため、鮭も怖くて与えていません。
私も数種類の食物アレルギーを持っていますが、人が起こるんだから同じ哺乳類なら犬や猫も交差反応が出てもおかしくはない…ですよね😓
よく皮膚病があるコがフードを「フードに鶏肉が使われてることが多いから魚の方がいいかなって思って魚のフードにしてます」とか、「皮膚にいいって言うフードを使ってます」と言われて中身をみると、オメガ酸が入っています。オメガ酸は確かに皮膚に良いと言われていますが、オメガ酸は魚の油から作られてることがが多くて、魚油がたくさん入ってるフードもあったりします💦
そういうフードを食べていて、ウンチが柔らかかったり、嘔吐が多かったりすると、魚だからいいってわけでもないので注意が必要になります。
他にも、小麦アレルギーのコはトウモロコシや米にも交差反応を起こす場合もあります。
フードの中に小麦が入っていて、それを避けるために米が入ってるフードに変更したけど、米に変えてもトウモロコシに変えてもアレルギー反応が起こることがあります。
必ずなるわけではないので、飼い主さんが愛犬愛猫の体調をしっかり管理することも大切です。
最後に
アレルギーのある子が必ず交差反応を起こすわけではありません。
アレルギーじたいは動物病院に行って検査をすることで判明することが多いのですが、交差反応が起こるかどうかは個体差があります。
愛犬、愛猫をお迎えした後は、しばらくの間、与える食べ物には充分注意して、念のため、何を食べたかメモすることも大切です。
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