愛犬と目は合う?合わない?
こんにちは。
滋賀県のペットシッターまほろの加藤です😊
可愛いワンちゃんの写真が撮りたいのに目を晒される…😩
見つめ合っていたいのに違う方向かれた…😭
そんな経験がある飼い主さんはいらっしゃいませんか?
相手が人なら嫌われてるのかな…😱と思ってしまいますが、ワンちゃんが目を逸らす理由はほとんどが嫌っているからではありません。
●理由1 相手を『目上』と思っている
犬は上下関係をつくる動物です。
犬同士が、目を合わせ続けることは、喧嘩の理由になってしまうため、目下の犬は目上の犬や人に対して目を逸らすことがあります。
犬が目を逸らすのは、「あなたに敵意はありません」「ケンカする気はないから、平和にいこうよ」というサインです。
自分よりも立場が上である飼い主から目を逸らすのは、自然な行動と言えますし、愛犬がきちんと飼い主が上であると信頼している証でもありますね。
私たち飼い主側にとっても、すごくわかりやすい行動です😊
ちなみに、子犬の時期はまだ主従関係、信頼関係などがわからないので、飼い主をじっと見つめることがあります。社会期を過ごしながら少しずつ成長し、しつけなどが済んでくると自然と目を逸らすようになっていきます。
●理由2 興奮をおさえる
犬は、興奮しているときにも目を逸らします。
犬が自分で冷静になるように言い聞かせている状態です。
嬉しくて興奮してしまったときに目を逸らして、自分を落ち着けようとしているのです。
全ての犬ができるわけではなく、しつけがきちんとできていて、主従関係もしっかり築けている犬にだけ見られる行動です。
これはカーミングシグナル(争いを避け自分の気持ちや立場を相手に伝える行動)の一種で、自分だけではなく、相手を落ち着かせるためにも取る行動です。
ごはんやおもちゃを持ってみて、犬が目を逸らすのであれば、飼い主に飛びついてはいけない、と興奮する自分を抑えている、ということです。
●理由3 困っていたり、緊張しているとき
イタズラをしたときに叱ると、目を逸らすのがコレです。「自分は悪いことをした」「怒られている」のを知らないフリをするのです。
人もそんな時ありますよね(笑)
なぜ怒られているのかわからずに困っているのかもしれません。
苦手なことをされそうで目を逸らすときは、嬉しいときと違い、しっぽが下向きになっているので、わかりやすいです。
ちなみにうちは、歯磨きの時、ビックリするほど向こーーーの方を向きますよ(笑)
犬を叱った際に、犬が目を逸らすのであれば、その理由は反省をしているということですので、長々と説教をせずに、犬を叱る際にはスパッと叱るようにしましょう。長々と叱ることで、飼い主との上下関係どころか、絆関係をも壊しかねません。絶対にやめましょう💦叱られているうちに、犬は叱られている理由がわからなくなってしまいます。
カメラが苦手で目線をくれない犬は多いと思いますが、これも困っている状態です。カメラのレンズが目のように見えてしまうので、正面から見ると喧嘩を売っているようで目を逸らしてしまいます。ただでさえ「カメラ」は犬にとって不思議なもの。そこに緊張が生まれます。
緊張しているときにも、その場の緊張を和らげようと目を逸らすことがあります。
これは緊張を和らげるためにあくびをするのと同じですね。
●理由4 ストレスを感じているとき
犬はストレスから逃れるために目を逸らすことがあります。
私たちは、犬になにかを覚えてもらおうとするとき、アイコンタクトをしながら練習を行います。非常にわかりやすいのですが、トレーニング中にアイコンタクトがとれなくなってきた場合は、犬がストレスを感じているということです。
トレーニング時間が長すぎて集中できなくなってきた、飼い主さんの口調が強すぎる、要求されていることがわからないなど、さまざまな原因が考えられます。
ひょっとしたら、愛犬と飼い主さんとの信頼関係が、まだ構築途中で、じっと見られるとまだストレスを感じてしまうのかもしれません。
アイコンタクトがとれない場合は、ストレスとなっている原因を探ってあげましょう。
●理由5 周囲の環境が気になる
犬は周りの物音や気配にとても敏感です。
私たちにはわからない「なにか」に気を取られてふと目を逸らすこともあります。目を逸らす、というより、気になる方向に意識を向ける、が正しいかもしれません。
飼い主や自分に危険がないか、気になった方向を向き、神経を研ぎ澄ませています。 何もないと判断すれば、またこちらを見てくれるでしょう。
●最後に
ここまでお読みくださり、ありがとうございました😊
犬が目を逸らすのは、嫌っているわけではないことがわかっていただけたと思います。
嬉しいときや嫌なとき、様々な理由で犬は目を逸らしますが、その理由を知っていることで、対策もしやすいと思います。
犬が目を逸らすことは、嫌なことをしていなければ、飼い主からすれば嬉しい理由がほとんどです。
逆に、日頃から犬と目が合い、犬が視線を外さない場合は、犬と人との上下関係を一度見つめなおす必要がありそうですね💦
愛犬が見つめてきたら優しく抱きしめたり、微笑んだり、アイコンタクトでコミュニケーションをとりながら、お互いのオキシトシン分泌を促し合う、幸せな時間を過ごしましょう💕